繊細さん気質の看護師向いている働き方を考える｜30職場まとめ

５つの項目からレーダーチャートを制作

「※HSP良ポイント」とは HSPの性質上働くことで辛くなると考えられる部分が避けられているかを評価している

５つの項目からレーダーチャートを制作

「※HSP良ポイント」とは HSPの性質上働くことで辛くなると考えられる部分が避けられているかを評価している

クリニック

月曜～土曜日までの日勤（8：30～18：00）が多い。

内科～糖尿病などの慢性疾患などの特定分野の外来診療を専門にしている。

入院受け入れや大きな手術をしている所は少ない。

看護師の仕事

医師の診療補助として、問診・バイタル・診療の補助・採血・点滴など。各専門分野になると、内視鏡検査や心臓カテーテル検査などの介助があるクリニックもある。

スタッフが少ないためクリニックの清掃・備品管理・受付業務など事務作業も看護師の仕事になる。

HSPにとっては

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。カレンダー通りであり委員会や勉強会などの時間外の予定もない。仕事とプライベートを充実させることが出来る。

急変は少なく安心して仕事ができる。しかし、看護業務に加えて雑務も多く仕事内容は煩雑しやすい。煩雑な仕事はHSPにとっては難しい場面もある。

クリニックによっては多忙の所もあり、休みづらい。人間関係が濃ゆくなるため、なじめない場合辛くなることも。

医院長の独自のルールや癖がある場合もあり、神経を使う場合も。

美容皮膚科クリニック

月曜～土曜日までの日勤（8：30～18：00）が多い。平日休みで休日営業の場合も。

医療脱毛やレーザー治療など美容に関する治療を行う。

看護師の仕事

看護師が主体となって動くことが多い。医師の指示の元でカウンセリング・医療脱毛・ピーリング・ヒアルロン酸注射・レーザー治療の施術は看護師が行う。シミ・しわ・脇などの的確な場所への注射は医師が行う。

看護師が商品の営業も行う必要がある。

スタッフが少ないためクリニックの清掃・医療機器の滅菌・備品管理・受付業務など事務作業も看護師の仕事になる。

営業成績で年収600～900万円の看護師もいる。

HSPにとっては

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。仕事とプライベートを充実させることが出来る。急変もないため安心できる。 看護業務に加えて雑務も多く仕事内容は煩雑しやすい。煩雑な仕事はHSPにとっては難しい場面もある。

美容皮膚科に通院する方は自由診療のため、クレームも多い。接客に対する指導も厳しい。

営業を行わないといけないストレスもある。

クリニックによっては多忙の所もあり、休みづらい。人間関係が濃ゆくなるため、なじめない場合辛くなることも。

医院長の独自のルールや癖がある場合もあり、神経を使う場合も。

美容外科クリニック

月曜～土曜日までの日勤（8：30～18：00）が多い。平日休みで休日営業の場合も。

美容目的の形成外科で二重成形や、リフトアップなどの手術を行う。

看護師の仕事

カウンセリングを看護師が行う。医療器具の滅菌やセッティング、術前（バイタル・点滴）準備や術中介助、術後のアフターケアも看護師の仕事。

スタッフが少ないためクリニックの清掃・備品管理・受付業務など事務作業も看護師の仕事になる。

営業成績で年収600～900万円の看護師も。

HSPにとっては

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。仕事とプライベートを充実させることが出来る。急変は少ないため安心できる。 看護業務に加えて雑務も多く仕事内容は煩雑しやすい。煩雑な仕事はHSPにとっては難しい場面もある。

手術の知識や介助技術を学ぶ必要はある。美容外科は自由診療のためクレームも多い。

接客に関しても厳しい。営業を行わないといけないストレスがある。

クリニックによっては多忙の所もあり、休みづらい。人間関係が濃ゆくなるため、なじめない場合辛くなることも。

医院長の独自のルールや癖がある場合もあり、神経を使う場合も。

検診センター・健診センター

月曜～金曜日までの日勤（8：00～17：00）が多い。土日祝日休み。

看護師の仕事

問診・バイタル・採血・視力検査・心電図・エコー介助やその他検査介助を看護師が行う。

書類作成、データ入力も行う。また、医師が結果説明することはあまりないので健診結果について質問されることもあり検査結果のデーターや検査についてもしっかり学習する必要がある。

清掃・備品管理なども看護師の仕事になることもある。

HSPにとっては

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。カレンダー通りの勤務。残業もなく仕事とプライベートを充実させることが出来る。急変もなく安心できる。予約制なので比較的落ち着いて仕事ができる。

クリニックよりは看護スタッフは多いので休みやすい。ママ看護師も多いので安心できる。

健診センターでは患者さんではなくお客さまという側面が強い。企業を顧客としている健診センターの場合、場合によっては契約打ち切りもあり病院勤務より接客接遇に気を付ける必要がある。HSPにとっては違った所で疲れやすい職場になることもある。

訪問看護ステーション

月曜～金曜日までの日勤（9：30～17：30）、訪問看護ステーションによっては365日営業の場合もある。

看護師の仕事

そのため、訪問看護の業務だけでなく書類作成も忙しい。

利用者や家族の相談に乗りアドバイスをしたり、問題に気づけば医師に報告したりと橋渡しを行う。
利用者は高齢者から乳幼児まで幅広い。

診療分野も介護から精神科疾患やリハビリ、ターミナルケアなど様々。

訪問看護で使用する技術としては、

給与に関しては、訪問看護ステーションにより給与に幅がある。訪問件数により手当有りの場合年収420～500万円のステーションもあるよう。業界全体で給与が上がっている傾向。

HSPにとっては

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。仕事とプライベートを充実させることが出来る。急変も少ないので安心して働ける。

しかし、オンコール制があるためHSPにとっては不安に感じる場合も。

看護は利用者さんの家で1対1で行うので自分のペースで落ち着いて看護できる（滞在時間は決まっている）。

アイディアを出したりと人間力が発揮できるのでやりがいを感じることが出来る。

１人で対応するためそれが負担に感じる場合もあるが、電話で相談できるので心配はいらない。

デイケア・デイサービス

平日の日勤勤務（8：00～17：30）土日祝日休み。

最近ではデイケア・デイサービスの境界線がない複合型もある。

看護師の仕事

通所者のバイタルチェックや入浴・食事介助・レクレーション／リハビリテーション・看護記録の記載を行う。また、褥瘡処置やインスリン注射・などの医療処置も看護師が行う。デイケアの場合、リハビリの補助などを行う。

HSP看護師にとって

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。仕事とプライベートを充実させることが出来る。急変も少ないので安心して働ける。

看護スキルを使う事が無くなり、変化が少ないので看護職としてのやりがいは少ない。人前で何かするのが苦手な人にはレクレーションが苦痛になることも。

療養型病院（介護医療院）

２～３交代シフト制、夜勤あり。残業なし。

看護師の仕事

医療のサービスは、日常生活に必要となる医療行為を主にする。点滴・痰吸・インスリン注射・褥瘡処置・内服管理などを行う。また、看取りも視野に入れた施設のため看取りケアも行う。

介護のサービスでは食事介助・入浴・買い物の付き添い・レクレーション・機能訓練など日常の生活をケアを補助する。

また、生活の場である部屋は多少部屋が多いので視覚・聴覚的にもプライバシー保護の配慮・工夫も必要。

看護師は他スタッフと一緒に入所者が終末期の残された時間をその人らしく幸せに過ごせる関りを行う。

HSPにとっては

終末期看護となるため積極的医療も少なく業務は落ち着いている。ゆっくり入所者に寄り添い看護する事ができる。病院での緊張感は比べ物にならない程に落ち着いて看護が出来るためHSP看護師にあっている。

他者との境界線が薄く感情を引くづられやすいHSPは、患者さんの気持ちを敏感に感じ取って辛い場面もでてくる場合もある。

特別養護老人ホーム

日勤勤務（8：00～17：30）夜勤無しオンコールあり。夜勤ある施設もある。

看護師の仕事

入居者の健康管理・胃ろう管理・褥瘡処置・痰吸引・内服管理・入浴・食事介助・レクレーション・外来受診の付き添い・看護記録の記載を行う。また、介護職員の介護補助を行う。

HSP看護師にとって

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。仕事とプライベートを充実させることが出来る。急変も少ないので安心して働ける。

医師が非常勤のため看護師が判断する必要が有ったり、オンコール制があるためHSP看護師にとってはストレスになる事もある。

看護スキルを使う事が無くなり、変化が少ないので看護職としてのやりがいは少ない。人前で何かするのが苦手な人にはレクレーションが苦痛になることも。

介護老人保健施設

日勤勤務（9：00～18：00）、2交代シフト制、残業なし。夜勤あり。

看護師の仕事

入居者の健康管理・胃ろう管理・褥瘡処置・痰吸引・内服管理・入浴・食事介助・レクレーション・看護記録の記載を行う。診察・リハビリの補助なども行う。

HSP看護師にとって

病状が落ち着いている在宅復帰目的の入居者が多いので、落ち着いて働くことができる。急変も少ないので安心して働ける。

短期の入居が基本なので、合わない入居者が居ても多少我慢してやり過ごすことが出来る。夜勤がある分給与は看護師病棟勤務に近い水準になっている。

看護スキルを使う事は少ないため看護職としてのやりがいを見失う人もいる。

有料老人ホーム

日勤勤務（9：00～17：30）もしくは2交代シフト制。夜勤あり。夜勤無しの場合オンコールがある。

有料老人ホームは他の施設と比べて数が多く、大まかに分けると

の３種類がある。

看護師の仕事

入居者の健康管理・胃ろう管理・褥瘡処置・痰吸引・内服管理・入浴・食事介助・レクレーション・受診の付き添い・看護記録の記載を行う。また、介護職員の介護補助を行う。

HSP看護師にとって

状態が落ち着いている入居者の健康管理がメインの仕事になるため落ち着いて働くことが出来る。急変も少ないので安心して働ける。

医師がいないため、看護師が判断する場面もあることや、夜勤やオンコール制があるためHSP看護師にとってはストレスになる事もある。

看護スキルを使う事が無くなり、変化が少ないので看護職としてのやりがいは少ない。人前で何かするのが苦手な人にはレクレーションが苦痛になることも。

児童福祉施設

通所型なら日勤勤務、入所型の場合は２～3交代シフト制　夜勤無しの場合オンコールあり

児童福祉施設には※14種類の施設種類があるが看護師が活躍する場所として

などが挙げられる。乳児がいる施設には看護師の配置が義務づけられている。
主に健康管理・衛生管理の仕事がメインになる。今回は上記２施設を中心に説明する。

看護師の仕事

乳児院：０歳から２歳児までの乳児が入所し家庭の事情によって家庭で育てる事が困難な乳児の保護・養育する施設。

入所する乳児は病気を抱えていたり虐待を受けていたケースもある。子供の生活のサポートや心のサポートを行う役割がある。

看護師は乳児７人に対して看護師１人以上～配置。各勤務帯に付き看護師は1人勤務が多く、一緒に働くスタッフは保育士が多い。

重症心身障害児施設：重度の肢体不自由や重度の知的障害を持っている子供に対して、医療や看護・養育をする施設。

医師の指示に基づき、呼吸器管理や胃ろう管理・吸引・服薬介助を行う。日常の生活支援から療育活動の補助、受診の付き添いなどを行う。

重症心身障害児施設の場合は看護師年収が病棟看護師程度かそれより高い傾向にある。

HSP看護師にとって

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。仕事とプライベートを充実させることが出来る。急変も少ないので安心して働ける。

オンコール制があるためHSP看護師にとってはストレスになる事もある。

看護スキルを使う事が無くなり、変化が少ないので看護職としてのやりがいは少ない。人前で何かするのが苦手な人にはレクレーションが苦痛になることも。

保育所

平日の日勤（9：00～17：00）土日祝日休み、残業無し

保育園の看護師の配置は義務でなく推奨程度のため、看護師が居ない保育園もある。

看護師の仕事

園児の健康管理や保育園の衛生指導がメインになる。

お便り作成や保育園の忙しさによっては担任業務も兼任させられることがある。

HSPにとっては

日勤勤務のため生活リズムが落ち着く。残業もなくカレンダー通りの勤務のため仕事とプライベートを充実させることが出来る。病院のような緊張感はなく、子供と楽しくゆったりと仕事ができるのでHSPにとても働きやすい。

しかし、保育園の保育士の一人とカウントされるので担任・副担任業務をすることもある。保育士スキルが無いため子供や親の前での接し方など戸惑う場面がある。また、親・子供・先生同士の関わりが出てきて関わる人数も多くなるためHSPにとっては疲れる職場である。

病児保育所

平日の日勤勤務7：30～19：00（この中でシフト制）、残業少なめ。が多い

病児保育所にもいくつか種類がある

また、病気後の子供なのか体調不良中の子供なのかで看護師の配置が違う。

看護師の仕事

子供の健康管理・日常生活の援助が仕事になる。検温やクーリング、薬の使用などの対応を行う。また、病気の上親と離れているため子供の不安は計り知れない。心のケアができるように寄り添うのも看護師の役割。

感染症の子供に対しては感染対策を行い、保育園内で感染を広げないように管理を行う。

パート勤務が多く年収が下がる傾向にある。

HSPにとっては

病気中の保育の場合、子供２人に対して看護師１人の対応のため忙しくはない。落ち着いて仕事ができるためHSP看護師にとっても働きやすい。

養護教諭

平日の日勤勤務のみ。残業はほとんど無し。臨時採用が多いため年収は300万円台と低い。

看護師の仕事

校内での体調不良やケガなどの応急処置を行う。また、健康観察、健康相談などを行う。

公立の学校に就職するためには、養護学校機関に半年から１年在籍し養護教諭免許１種を取得。その後、教員採用試験に受かる必要がある。私立学校や大学の場合は、看護師免許のみで勤務できる。どちらにせよ養護教諭は求人倍率が高く狭き門である。

HSPにとっては

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。カレンダー通りの勤務のため仕事とプライベートを充実させることが出来る。急変もなく安心して働ける。

働く場所も保健室で１人で働けるためストレスは無い。

そのかわり生徒や保護者や教師との関わりがあり、関係する人は多くなる。HSPにとっては、密に関わる人数が増えるとストレスに感じる事もある。

看護学校教諭

平日の日勤業務（8：30～17：30）。土日祝日は基本的に休み。

５年以上の看護師実務経験と看護師養成所専任教員資格を取得する必要がある。（大学・短大・専門学校の場合）

仕事

学生の指導育成。試験作成・レポートチェックなどの事務作業も多い。

HSPにとっては

日勤業務ではあるが、学生指導に時間外付き合ったりと残業も多い。また、学生・先生・病院など様々な関わりが出てくる。関わる人数が多いほど疲れやすいHSPにとっては神経を張り巡らせて疲れる職場である。

保健所・保健センター

平日の日勤勤務。土日祝日休み。残業少なめ。

地方公務員として勤務するため、残業も少なく安定した条件で働ける。保健所・保健センターの看護師は１名～数名。保健師資格保有者が有利、人気の求人で狭き門である。

仕事

地域の人々の健康相談や家庭訪問、健康診断、予防接種の実施や管理などがある。予防看護が中心になる。

HSPにとっては

日勤勤務で休日もカレンダー通りのためプライベートを充実させることが出来る。病院のような緊張感はなく、ある程度自分のペースで働ける。

また、公務員になるため福利厚生も手厚く昇給も確実にするため安心して働ける。健康相談などの窓口になっているため、クレーム対応などはある。

地域包括支援センター

平日の日勤勤務（8：30～17：15）。土日祝日は基本的に休み。

仕事

介護保険の疑問などの相談業務やその他の相談を行う。

また、健康教室や介護予防教室を開催し高齢者の知識を深める活動を行う。看護師に知識を生かし、介護保険で要支援認定された方のケアプラン作成を行う。

地域の中には家族から虐待を受けている場合もあり、そういった高齢者の自宅を訪問し調査を行う。問題がある場合高齢者の保護を行えるよう様々な機関と連携し調整を行う。

地域住民からの虐待等の通報があればいつでも対応する場合があり時間外の仕事が発生する事もある。

HSPにとっては

日勤勤務のため生活リズムが整う。また、病院のような緊張感はないため自分のペースで働ける。デスクワークの仕事が多い。準公務員扱いが多く福利厚生が手厚いため安心できる。

ケアプラン作成など自分のアイディアを生かした関わりができるためやりがいのある仕事である。半面、事務作業に追われるためかなり忙しい仕事でもある。

産業看護師

平日の日勤勤務。土日祝日休み。残業無し。

産業看護師経験者か企業の衛生管理者経験者が有利で一般看護師から就職は難しい。そもそも求人も少ない。

看護師の仕事

企業内に設置された健康管理室や医務室が主な勤務場所になる。急病やケガの救護、従業員の健康管理やメンタルケアが仕事内容になる。健康診断の対応、健康相談、産業医との連携を行う。

HSPにとっては

日勤勤務で生活リズムも整う。１企業に１看護師のため１人で働けるためHSPにとっては働きやすい。病院のような緊張感はないため落ち着いて自分のペースで働ける。

夜勤無しでも病棟勤務と同等～高い給料で安心できる。

衛生管理者

平日の日勤勤務が多い。

仕事

従業員50名以上雇用しているすべての会社で１名衛生管理者の資格保有者を在籍する。産業医と連携し職場の保健活動にあたるのが仕事。職場をまたいでの衛生管理者の兼業は出来ない。第一種・第二種と資格に種類がある。

看護師の勤務経験であれば、３年程度の勤務で第一種衛生管理者免許の受験ができる。

しかし衛生管理者の仕事だけすれば良いというわけではなく、職場の業務も他職員と同様に行う。看護師としての仕事のスキルは失われていく。

産業看護師へ転職する場合、衛生管理者の経験があることで転職に有利になる。産業看護師へのステップアップのために衛生管理者を経験するメリットはある。

HSPとしては

一般の企業の衛生管理者の場合は、夜勤もなく生活リズムを整えやすい。職場によっては多忙な場所もあるため衛生管理者より他業務に追われる、ストレスに感じる場合も。

未経験者は就職が難しい企業の産業看護師へのステップアップとして経験するメリットはある。

治験コーディネーター（CRC）

平日の日中勤務（9：00～18：00）土日祝日休み。　直接担当医療機関に向かい仕事をすることが多い。様々な医療機関を担当するため移動が多い。

仕事

新薬の有効性や安全性を確認する治験の調整役を行う。CRCの雇用先は医療機関の治験事務局か民間企業の治験施設支援機関（SMO）から派遣されるかのどちらかになる。

CRAと一緒に医療機関にスタートアップミーティングを行い、被験者を選定、被験者に治験の説明をし同意を得る。治験のスケジュール管理、症例報告書（CRF）の作成を行い製薬会社へ提出する。

治験中の被験者に寄り添い不安が無い様関わる事もCRCの仕事になります。

医療系の資格を有する臨床経験のある人が優遇されて雇用されることも。CRCの国家資格はないが、認定資格はある。

年収は320万円～450万円ほど、外資系の会社の場合は高くなる傾向があるがCRCに外資系があまりない。

HSPにとっては

平日の日中勤務のため生活リズムは落ち着く。急変などもなく、担当した治験を計画通りに進めるため落ち着いて仕事ができる。仕事とプライベートを充実させることが出来る。

担当となる医療機関では１人で働くが担当医療機関の他スタッフとの連携も必要、コミュニケーション能力が要る。

患者さんと接する機会は減るが、メンタルケアなど関わることはできる。

臨床開発モニター（CRA）

平日の日中の勤務。土日祝日休み。残業月20～30時間と時期的に多くなることもある。出張有り。転勤無し。

仕事

新薬の有効性や安全性を確認する治験が適切に行われているかモニタリングしサポートする事が仕事。主に症例のデータの収集や進捗状況の管理を担う。CRAの雇用先は製薬会社と医薬品開発業務受託機関（CRO）のどちらか。

治験の医療機関や実施依頼、契約手続き、報告書の作成を行う。様々な医療機関を受け持つため出張や移動が多くなる。患者と接する事は無く、医療機関では医師とのヒヤリングや症例報告書（CRF）のチェックが主になる。会社では報告書まとめなどの事務作業が主になる。

看護の仕事はない、患者さんと接する事もない。

CRAは外資系が多いため、給料も高くなる。経験年数で年収は右肩上がりになる。転職１年目は年収450万程度ですが、２～３年の経験で年収500万円、５～６年で年収600万円。残業代は全額支給。

HSPにとっては

日中の仕事となるため働きやすい。カレンダー通りのためプライベートを充実させることが出来る。患者さんと接する事が無くなるため物足りなさを感じることも。また、様々な機関の調整役になるため違ったストレスがある。

医療情報提供者（MR）

平日の日中の勤務（8：30～17：00）、土日祝日休み。出張が多い。転勤がある。

仕事

製薬会社に在籍し、医師や薬剤師に向け薬に関する情報を伝えるのが仕事になる。医師や薬剤師、看護師に向け薬剤の勉強会・説明会を行ったり、薬品のトラブルなどに対応する事もある。自社の薬品が導入されていない病院へ情報提供を行ったりと営業を行う。

小さな病院であれば患者さんと接する事もあるが、基本的に医師・薬剤師・病院・薬品卸業者との関りがメインになる。最近は看護師からMRへ転職する人も多くなっている。MRの仕事に置いて看護師の経験はあまり役に立たない。

MRに国家試験は無いがMR認定資格がある。

給与は製薬会社によっても差があり年収500万円～10000万円。外資系になるほど高くなる。

HSPにとっては

日中の仕事のため生活サイクルが落ち着く。カレンダー通りに休めるため仕事とプライベートを充実させることが出来る。命に関わる急変に対応する事はないため安心して働ける。

1日の仕事のスケジュールを自分で立てて1人で病院を回るため、1人の時間がある。看護師の様にパートナーシップ制（２人の看護師がペアで働く）で苦しんだりと人間関係のストレスも少ない。

医師や病院との関りがメインになるため接遇など一般常識が必要。勉強会の主催や学会に出席するなど、大勢の前で緊張する人にはストレスが大きいことも。また、看護師と違い医師・薬剤師・病院に対する営業力も必要となる。高いコミュニケーション能力を要する。

患者さんとの関わりは少なく無くなるため、看護師としてのやりがいは少なくなる。

クリニカルアドバイザー

平日の日勤勤務。土日祝日休み。残業なし。出張有り。

看護師の仕事

クリニカルアドバイザー・クリニカルスペシャリスト・フィールドナースなど呼び方が色々ある。

医薬品・医療機器メーカーに所属し、病院や医師に自社製品の営業を行う。医療機器のプレゼンや実際にデモンストレーションを行ったり、納品後のフォローを行ったりする。営業スキルや接遇スキル、英語力も必要になる。

年収は約600万円～900万円。外資系の会社で成績もいい場合年収1000万円のことも。

HSPにとっては

平日の日勤勤務のみのため生活リズムは落ち着く。仕事とプライベートを充実させることが出来る。急変などはないため落ち着いて仕事ができる。

外資系の場合海外出張もあり、また会社によっては営業ノルマがあったりする。営業成績がもろに年収に影響するためストレスも多くなる。

派遣看護師

勤務場所によるがシフト制で夜勤ありが多い。勤務先によっては夜勤専従という働き方もある。

※以下応援ナース・リゾートナース・ツアーイベントナース・テーマパークナースも派遣看護師の働き方の一つ

看護師の仕事

医療機関以外での看護業務を行うのが派遣看護師の仕事。

派遣看護師の主な派遣先の職場は、

また、医療機関であっても派遣できる場合もあり

が派遣先の職場になる。

人員不足のため派遣の応募を出している施設も多く、即戦力として期待される。

単発の勤務をしたり、夜勤をメインに働く夜勤専従があったりと様々な勤務形態から仕事を選択できます。

時給は約2000円と高い傾向にありますが、賞与がなかったり契約を切られるというリスクもある。

HSPにとっては

職場によってはシフト制の夜勤ありになるが、契約期間が短期である。嫌であれば契約更新しなければいいので、人間関係もリセットできる。正社員と比べてかなり身軽である。

また、契約更新しなかった場合その後は旅行に行くなど働き方を自分で調整できることもメリット。

また、夜勤専門の働き方もあり一度に多くのスタッフと関わる必要がないため仕事に集中できるのはHSP看護師にとって働きやすい。

HSPにとってもストレスなくライフワークバランスを調整できる。

場合によっては数か月で職場を変わる事があり、環境変化に敏感なHSPにとってはストレスになる事も。契約終了後は休憩する期間を作るなど工夫がいる。

しかし、職場では即戦力として求められるため、期待のストレスに押しつぶされない工夫が必要。

反対に契約更新したいが、職場から契約打ち切りのリスクもあり収入・精神面で不安定になるリスクもある。

応援ナース

病院によるがシフト制で夜勤ありが多い。勤務先によっては夜勤専従という働き方もある。

看護師の仕事

看護師不足の首都部の病院や地方、離島の診療所の勤務が仕事となる。数か月から半年契約になる。期間中の宿泊費・引っ越し代の負担も病院側からある。

求人サイトや派遣会社に登録し短期の仕事として働くことが多い。

人員不足のヘルプに行くため、勤務地が病院などの場合は即戦力として期待される。忙しさのあまり勤務地によってはオリエンテーションもない事も。場合によっては委員会や係の仕事をさせられることも…。

夜勤をメインに働く夜勤専従という勤務形態を応募している場合もある。

引き続き働きたい場合は契約更新をしたり、正規雇用になることもできる。

応援手当もあり給与は高い。夜勤手当込みで月収30～40万円、働き方によっては月収50万円もある。半年以上勤務すれば有給や賞与もある。

HSPにとっては

シフト制の夜勤ありになるが、契約期間が短期である。嫌であれば契約更新しなければいいので、人間関係もリセットできる。また、契約更新しなかった場合その後は旅行に行くなど働き方を自分で調整できることもメリット。 反対に契約更新したいが、職場から契約打ち切りのリスクもあり収入・精神面で不安定になるリスクもある。

また、夜勤専門の働き方もあり一度に多くのスタッフと関わる必要がないため仕事に集中できるのはHSP看護師にとって働きやすい。

HSPにとってもストレスなくライフワークバランスを調整できる。

しかし、職場では即戦力として求められるため、期待のストレスに押しつぶされない工夫が必要。

場合によっては半年おきに引っ越しをするリスクもあり、環境変化に敏感なHSPにとっては頻繁な引っ越しがストレスになることも。

リゾートナース

ホテルの医務室勤務の場合、日勤・夜勤あるところも。

仕事

ホテルや施設の医務室の勤務が仕事となる。１日～数週間の短期勤務が多い。期間中の宿泊費の負担も病院側からある。

求人サイトや派遣会社に登録し短期の仕事として働くことが多い。ホテルの医務室の場合はホテル側と短期雇用もある。

待機勤務のため基本的にゆったりとしているが、忙しい場所もある。勤務地に左右される。

ホテルの医務室では、体調不良やケガ・風邪や持病の悪化の対応など救護の仕事がメインとなる。

給与は高い傾向にある。時給は約1500円～2000円態度。

HSPにとっては

医務室で救護が仕事のためストレスは少ない。短期の仕事のため急変に当たる事も少ない。救護以外は自分のペースで仕事ができる。

看護師が病状の判断をする必要がある事や、患者さんはリゾート地に来ている観光客のため対応によってはクレームを受ける事もある。多少のストレスはある。

仕事の多さはシーズンに左右されるため給与が不安定、副業の看護師が多い。

ツアー・イベントナース

ツアー、イベント開催時だけの単発勤務。派遣やパートなどの短期雇用がほとんど。

看護師の仕事

修学旅行の同行や旅行会社が主催する高齢者向けツアーに同行する。体調不良やケガ、熱中症などの救護がメイン。

持病の急な悪化に対しては看護師が判断行い病院に案内したり場合によっては救急車要請行う。

海外旅行の場合、現地の言葉・医療を理解する必要や慣れない土地で判断を迫られる場面もある。

高齢者向けツアーなど今後需要が伸びる可能性がある。

派遣会社や求人サイトから求人を得ることが多い。

給与は日給の事が多い。 日給制１日平均10000～15000円。 残業代がなかったり宿泊手当がないこともある。シーズンに左右され収入は不安定。専属より副業でツアー・イベントナースをする看護師が多い。

HSPにとっては

本業としては難しいが、いつもと違う場所で働けるので楽しみながら働ける。看護師も１人で一緒に働くスタッフは居ないので人間関係のストレスは無い。

体調不良も重篤な場合は少ないので心的負担も少ない。

しかし、看護師が１人で判断する必要があるため、大きなストレスは感じる場面もある。

テーマパークナース

テーマパークの救護室に駐在。日勤勤務（テーマパーク営業時間）のみ。夜間帯勤務もある。残業なし。

看護師の仕事

テーマパーク内で体調不良になった来場者やケガ、熱中症などの救護対応がメイン。医師が居ないため看護師が薬剤を提供できない。そのため症状にあった市販薬の説明を看護師が行い、薬を来場者に選んでもらう形となる。

持病の急な悪化があった来場者の場合、救急車搬送までの引継ぎを看護師が行う事も。

求人は見つけづらい、テーマパークのホームページに小さく乗っていたり派遣会社や転職サイトで期間限定で掲載が有ったりとしている。人気なので求人が出ていたら運がいい。

ただし、転職サイト経由の場合は単発の仕事になることもあるため、テーマパークのホームページから求人を探す方が直接雇用につながりやすい。

HSPにとっては

病棟勤務のように夜勤が無いため生活リズムは落ち着く。仕事とプライベートを充実させることが出来る。忙しいのは連休など一定期間のみ。ほとんど重症な患者さんは来ないため安心して仕事時間を過ごせる。心的負担も少ない。

テーマパークによっては看護師が数名配置になるが、小さなテーマパークなら看護師１名勤務。1人で自分のペースで働ける。相談相手がいない分自分の知識が必要。

コールセンター

コールセンターが日中営業であれば日勤勤務。夜間も営業している場合、２交代～３交代シフト勤務。

最近はコロナ感染症拡大により医療系のコールセンターの需要が高まっている。

看護師の仕事

看護師が働いているコールセンターには「健康相談」「保険会社」「医療メーカー」「製薬会社」など様々ある。

子どもが洗剤を飲んでしまったなどの緊急性がある相談に対応したり、セカンドオピニオンの相談に対応する事も。
また、医療制度についての相談など多岐にわたるため知識の学習や研修を受ける必要がある。

接遇や一般教養、

パソコンスキルなど医療知識以外のスキルが必要となる。

夜間のコールセンターもあるため、デスクワークでも良い給料体系となっている。看護技術は使わないため看護スキルは落ちてしまう可能性がある。

HSPとしては

仕事は1人で対応するため、他スタッフとの関りを気にする必要が無いため人間関係のストレスは少ない。デスクワークのため体力的にも働きやすい。

緊急性のある電話の場合、情報を理解し判断するという心的負担はある。また、クレームもあるため人によってはストレスになる。声しか情報が無い電話対応にストレスを感じる人は多く、得意・苦手が大きく分かれる職業である。

医療系ライター

依頼を受けた記事を自宅で作成するため勤務時間自由。休日も自分で管理する。

仕事

個人事業主としてクライアントと契約し記事を作成する。クライアント先は企業や制作会社など様々。医療の専門的な知識があり、文章を書くのが得意な人が向いている仕事である。

クラウドソーシングサービスを利用し経験を積み仕事を得る必要がある。初心者であると1文字１円～2.5円、1記事2000～3000円の単価で執筆することになる。経験を積み評価されるとこで単価は上がっていく。

医療記事の需要は高まっているため、記事自体の単価も上がりやすくなっている。人気ライターになれば本業として働き食べていくことができる。

HSPにとっては

自宅で働けるためストレスはない。仕事量も仕事時間も自分で調整ができる。初心者の場合ライティングの学習や実践が必要であり稼げるようになるまで収入が不安定。本業より副業がベスト。

ママ看護師であれば在宅で稼げるため育児と仕事が落ち着いてできるメリットがある。

多くの仕事を得るためには自分を売り込む必要があり企業に直接問い合わせるなどの営業力も必要となる。