ホテルやスキー場みたいな施設の医務室って、どんな業務が大変なのかな?
ホテルやアクティビテー施設に医務室を設置している場所があります。そこで勤務するのは看護師です。医務室がある施設として、ホテル・スキー場・温泉施設・ビーチなどがあります。
今回は
- ホテル等の医務室の仕事内容
- 必要な看護技術
- HSPに向いている点・向いていない点
をご紹介します。
- 医務室に興味がある
- 医務室の仕事内容を知りたい
- HSPの看護師に向いているのか知りたい
\看護師が居るその他の医務室/
ホテルやアクティビティー施設の医務室看護師の仕事内容
ホテルやアクティビティー施設に設置されている医務室では、滞在中の体調不良やケガなどに対応し、お客様が安心・安全に楽しめるようにサポートするのが仕事になります。仕事内容としては、
- けが人・体調不良者の一時的看護
- 緊急手配の判断・引継ぎ
- 緊急セットなどの管理
などがあります。
ホテルで多い症状としては以下があります。
- 多量飲酒の体調不良・意識混濁
- ストレス・過労での体調不良
- 子どものケガ
アクティビティー施設では
- 捻挫
- 骨折
- 軽いケガ
- 熱中症
が多くなる。外科の知識・救護知識を持っていた方が良い。
場所によって、あらかじめ学習しておく内容を考えておいた方がいいね
ホテルでは夜勤勤務もある
ホテルの場合夜間帯の勤務も任される事があります。夜勤が出来ると採用されやすいです。
ホテルではスタッフの体調管理も任される
ホテルでの医務室では、お客様だけでなくスタッフの健康管理者の役割も担う場合があります。パソコンにて従業員の健康情報を入力し管理しますのでパソコンのスキルも多少必要です。
必要な看護技術・知識
ホテル・アクティビティー施設の医務室勤務に必要な技術・知識としては以下があります
- バイタル測定
- 救護の知識・技術
- 基本的な医療知識
- コミュニケーションスキル
病気の知識や薬の知識はある程度あった方が対応が出来ます。特別な技術を使う事は少なくても幅広い医療知識は知っている必要があります。
また、医務室を訪れる方は病院で言えば初診の人ため基礎情報など多くの情報をスムーズに聞き出すコミュニケーション能力も必要になります。
医療の技術以外にスキー場の医務室であれば、転倒現場まで移動して救護する事になるためスキー経験者でスキーに慣れている人がいいでしょう。
色んな所から人が集まる場所なので日本語以外で対応しないといけない場合もあるから場所によって大変な事は様々ね。
求人の探し方
ホテル・アクティビティー施設の医務室は求人倍率も高い人気の職場です。そのため、求人を見つけるのは至難の業です。
求人の探し方としては以下4つがあります。
- 求人サイトで求人を探す
- ハローワークネット求人で探す
- スキー場の場合は医務室があるスキー場に直接連絡する
- 知人に紹介してもらう
ホテルの医務室の場合、繁忙期に期間限定の短期のバイトの求人があったりします。大きなホテルの場合は常勤採用もありますが、見つけるのは難しいでしょう。やはり求人サイトや公式ホームページを定期的に確認していた方が良いでしょう。
スキー場の場合、近くの診療所から医師を派遣したり、毎年来る看護師が決まっていたりと新規に採用される事はかなり難しいようです。そのため、自分で直接連絡して契約を掴むか求人サイトで求人が出たら早い段階で応募する方が良いです。
ホテル等の医務室勤務の雇用形態
医務室勤務は常勤雇用もあります。しかし、アルバイト・パート雇用・非常勤・派遣雇用の割合が多いです。観光地のホテルの場合は、繁忙期だけバイトを募集しています。スキー場の場合はスキーの時期だけの短期・単発雇用となり不安定な雇用環境になるでしょう。
短期のバイトとして経験するのが良いですね
ホテル等の医務室勤務が繊細看護師に向いている点・向いていない点
ホテル等の施設での医務室の仕事は大変そうですが、HSP気質を持っている看護師には向いているのでしょうか?
HSPの特徴(参考文献:敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本)から考えてみましょう。
- 刺激に敏感すぎる
- 心の境界線がもろい
- 疲れやすい
- 人の影響を受けやすい
- 自責・自己否定が強い
- 予感や直観力が強い
上記を参考に向いている点・向いていない点を考えます
HSPに向いている点
- 1人勤務で人間関係のストレスは少ない
- 常に忙しいわけでは無いため余裕がある
1人勤務で人間関係のストレスは少ない
ホテルの医務室の場合は1名程になります。他人の影響を受けやすく人の目線が気になるHSPにとっては、同じ時間に働くスタッフが少ない事は働きやすいです。また、自分の能力も発揮しやすいと言えます。
常に忙しいわけでは無いため余裕がある
病院の様にタイムスケジュールがあるわけでは無いので、待機の時間があります。そのため心に余裕をもって働けるでしょう。スキー場医務室の場合、スキーをしながらラウンドする事も出来て楽しみながら仕事が出来ます。
HSPに向いていない点
- 1人で判断するストレス
- クレームの対象になることも
- 夜勤がある
1人で判断するストレスがある
医務室の場合、看護師1名が多いです。そのため看護師が判断する場面が多くなります。刺激に敏感でストレスに弱いHSPにとっては辛い場面も出てくるでしょう。
クレームの対象になる事がある
「病院に行くように促したが特に異常がなく後日クレームを受けた」など思いもよらない事でクレームになる場合があります。病院に来る方は、病気を治しに来られているため寛大な方が多いですが病院以外の勤務になると「お客様」として接する必要が出てきます。
接遇面や言葉遣いなどは病院勤務以上に意識する必要があります。
人の影響を受けやすく、自責が強いHSPにとってはクレーム対応は精神が参ってしまう可能性も。深く考えすぎない様にしましょう。
夜勤がある
刺激に敏感で環境変化に弱いHSPにとっては、日勤・夜勤があるシフトは疲弊する可能性があります。可能であれば日勤のみ・夜勤のみの勤務で働くのが良いでしょう。
ホテル等の医務室勤務は繊細看護師にとって向いていると言える
1人で働けて、常に忙しくない医務室勤務は繊細看護師にとっては働きやすい職場と言えます。しかし、勤務形態が非正規雇用で不安定なことが多く、1人で病状を判断するという心的負担はあります。ストレスに負けない工夫は必要です。
正社員雇用も狭き門のため、まずは短期バイトの求人を探すことをおススメします
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